アギーレ時代には代表落選を経験した大迫
30日の前日練習で行われたゲーム形式の12対12+GKを見る限りだと、ウズベキスタン戦の予想メンバーは、GK西川周作(浦和)、右サイドバック・酒井高徳(シュツットガルト)、左サイドバック・太田宏介(FC東京)の先発が有力。センターバックは昌子源(鹿島)、水本裕貴(広島)、森重真人(FC東京)のうちの2人だが、経験豊富な森重と若い昌子のコンビになりそうだ。
ボランチはケガ上がりの今野泰幸(G大阪)が控えに回り、柴崎岳(鹿島)と青山敏弘(広島)の組み合わせになることが確実視される。2列目は右から本田圭佑(ミラン)、香川真司(ドルトムント)、乾貴士(フランクフルト)の並びだろう。
1トップは岡崎慎司(マインツ)か大迫勇也(ケルン)のいずれかだが、テストという意味では大迫の可能性が高い。この顔ぶれの中で常連組の西川、酒井高徳、森重、本田、香川以外のメンバーはタテに速いハリルホジッチ流のスタイルを前面に押し出してプレーする必要がある。
チュニジア戦で先発した川又がゴールこそ逃したものの、前線からの激しい守備で見せ場を作ったこともあり、大迫はそれを上回る存在感を示さなければならない。アギーレ時代は最初の合宿にこそ呼ばれたものの、アジアカップでは選外となり、本人としても屈辱感を感じていたはず。それを払しょくすべく、得点に絡む明確な結果を示したい。
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