アルバロ・モラタ【写真:Getty Images】
スペイン代表は27日、EURO2016グループ予選第5節のウクライナ戦を1-0で制した。決勝点を決めたユベントスのFWアルバロ・モラタが29日、スペイン『ラジオ・マルカ』のインタビューに応じた。
モラタは以前の様に、レアル・マドリー時代にプロデビューを叶えたモウリーニョ監督を称えた。
「モウリーニョは僕とよく話していた、良いことについても悪いことについても。彼について悪く言うことはできない。サッカー選手になる機会を与えてくれたからね」
対してアンチェロッティ監督に関しては「ロッカールームのマネジメントは上手い」と褒めるも「僕のことに関心は示していなかったかもしれない。他選手の扱い方は知らない」と、同監督の扱い方に不満を示した。
古巣への帰還の可能性については「ユーベ以外のことは考えられない。シーズンの時期を考慮すると尚更だ。歴史を創る瞬間を前にしているからチームに集中せねばならない。マドリーへの帰還は検討していない。イタリアでは幸せだし感謝でいっぱいだ」と、ユベントスへの忠誠を誓った。
出場機会が少なかったにも拘らず昨季CL優勝を経験しているモラタは、マドリーと同じくチャンピオンズリーグ(CL)準々決勝に進出している。準決勝へと進むにはモナコを下さねばならないが「勝者候補と思ってはいけない」と、冷静さを示した。
「ベルリンの決勝戦に辿り着けるなら何でも言うことを聞く。CLを優勝できるのなら無給でもプレーする。相手は誰でも良い、重要なのは勝つことだ」
最後に、今季常に批判の的となっている元同僚のGKイケル・カシージャスについては「イケルはレジェンド。人々はエゴイスト。彼は全てを手にした。様々な記録を更新し、スペイン史上最高選手の一人だ」と、擁護した。
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