後頭部に発煙筒が直撃し、意識不明となっていたGKイゴール・アキンフェエフ【写真:Getty Images】
EURO2016予選の第5節、グループGのモンテネグロ対ロシアの一戦で試合開始から17秒、発煙筒がロシアのGKイゴール・アキンフェエフの後頭部に直撃。同選手が病院へ運ばれる事態が発生した。
試合開始から間もなく、興奮したサポーターがピッチ内に投げ入れた発煙筒が同選手の後頭部を直撃。ピッチに倒れ込みそのまま担架で運ばれ、病院に直行した。
30日のドイツ紙『ビルド』によれば、事件直後のアキンフェエフは意識が無かったと報じている。
同紙はロシア代表のファビオ・カペッロ監督のコメントを紹介。同監督は「彼は意識がなく、体の反応もなかった。病院で意識を取り戻したんだ」と明かしている。
幸い脳震盪と首にやけどを負ったのみで命に別状は無いようだが、一歩間違えれば死人が出たかもしれなかった。
加害者はすでに判明しており、地元メディアを通じて謝罪している。試合はその後、再開されていたが、67分に再びサポーターが暴動。中止となっている。
事態を重く見たUEFAはモンテネグロに対し、重い処分を下す可能性が高く、3-0でロシアの勝利となることが濃厚なようだ。
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