ベイルはユナイテッドにとって完璧な選手
現代のレアル・マドリーでプレーする選手なら誰でも、クラブを去るということを考えるなら、行き先がどこであれステップダウンになると感じられるに違いない。だが必ずしもそうではない。ガレス・ベイルのキャリアに関して言えば、彼はサッカー選手としての今後の人生を左右する決断の時に近づいているようだ。
日曜日のクラシコを見ても、ベイルが苦戦を強いられているのは明らかだった。バルセロナに敗れた後のリアクションも、彼がスペインのメディアや一部ファンから受けた批判も、今後の状況をさらに困難にするものでしかない。1年目は素晴らしいシーズンを過ごしたし、世界のサッカー界で最も競争の激しいチームの中でポジションを争おうとする彼の決意は高く評価すべきものだ。
ベイルがマドリーを去る唯一の方法は、クラブが彼に対して移籍するように告げることだという印象が感じられる。クラブ歴代最高額での補強選手として、その時が来るのは当分先のことだと彼はまだ信じているかもしれない。だがメスト・エジルやアンヘル・ディ・マリアも含め、マドリーがビッグネームを手放す例は過去数年間にも見てきた通りだ。
私としては、彼はマンチェスター・ユナイテッドにとって完璧な選手になれると感じている。もちろん、古巣の一人のファンとして私はユナイテッドでプレーする彼を見てみたいと思うが、客観的に見たとしてもベイルはユナイテッドに自然にフィットする選手だと以前から思っていた。トッテナムで左サイドバックからスタートして、イギリス最高の攻撃的選手の一人へと成長する過程を通してのことだ。