ユーロ予選が27日に行われ、イングランド代表はホームでリトアニア代表と対戦し、4ゴールを奪う大勝で5連勝を飾り、グループEの首位を守った。

　この日一番のサプライズは、代表デビューしたFWハリー・ケインだった。72分に途中交代でピッチに立つと、代表最速記録となる79秒で初ゴールを決めた。

　英紙『デイリー・メール』で、21歳のストライカーは「（デビュー戦としては）悪くなっただろう？夢で描いていたようなことが現実の世界で起きるなんて驚きだ。ゴールを決めた瞬間の記憶は少し曖昧だけど、すごく嬉しいよ。チームも3ポイントを獲ることができたから言うことなしだね。

　これが自分のキャリアの中でベストな瞬間であることは間違いない。代表のトップチームの一員として国を代表することは最高の経験であり、これが今後の成功の第一歩になることを望んでいるよ」と自身初の代表戦を語った。

　31日に行われるイタリア代表との国際親善試合については「もちろん先発で出たい。でもそれは監督が決めることだからね。実現すればとても素晴らしいことだ。何が起きるかは見てみようじゃないか。数日間休みながら楽しみに待つよ」と意欲をのぞかせた。

　また、ケインの活躍についてロイ・ホジソン監督は「今までのところ素晴らしいシーズンを送っている。代表のデビュー戦でも良い動き出しから決定力の高いヘディングを見せてくれた。これ以上は望めない満足のいく結果だった」と述べた一方で、主将のFWウェイン・ルーニーは「ファンタスティックだ。国際試合は普段の戦いとは勝手が違う。80秒で得点するなんて信じられない」と称賛した。

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