先制ゴールを決めた岡崎慎司(右)【写真:Getty Images】
日本代表は27日、チュニジアと対戦して2-0と勝利。FW岡崎慎司は72分からピッチに立つと、本田圭佑のクロスを頭で合わせて先制ゴールを奪った。
試合後、報道陣の取材を受けた岡崎は「ゴールを取れたことは嬉しいですけど、勝てたことが一番。チームみんなのゴールだと思います」と、個人の活躍よりも日本代表の勝利に貢献できたことを喜んだ。
途中出場となったことに関しては「望んではいない」と話すも「もう1回みんなにチャンスが与えられるべきだし、国内組も常に結果を出しているヤツは出るべきだと思う。そのかわり練習や試合は常に厳しく自分も行きたいなと思うし、そういうチーム作りに自分も参加できるようにしたいなと思います」と、競争を勝ち抜きレギュラーの座を掴む意思を示した。
ピッチに入る前、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督からあまり中央から動かないよう指示を受けたという。だが「その時その時によって違うと思います」と、試合の展開によって動き方も変わると岡崎は言う。
自身が投入されたときは「ポゼッションもできていたし、相手もスペース与えていた」。そのため「自分が流れたら最後のところで機能しない。それで真ん中にいてほしいという感じだった。自分も1トップの役割って常に一緒じゃないなと思ってるんで、臨機応変さも重要になってくる」と、最前線の役割を語った。
この日のゴールで日本代表通算42点とした岡崎。歴代2位の三浦知良の55得点も視野に入ってきたのでは、という問いには「いや、厳しいでしょ」と笑った。そして「出場数をもっと伸ばしたいなというのはありますね」話す。
「ゴールを決めることは試合に出るためのアピールだと思っている。取ってきたから結局、これだけ試合に出られてると思う」
日本代表の試合に出場することに喜びを感じる岡崎は、この日も抜け目なくゴールを奪って見せた。今後も得点を重ねることで、出場数をさらに伸ばしていくつもりだ。
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