コンディション不良を悔やむジョルジュ・レーケンス監督【写真:Getty Images】
【日本 2-0 チュニジア 国際親善試合】
日本代表は27日、大分でチュニジア代表と対戦し、岡崎慎司と本田圭佑のゴールで勝利を収めた。
試合後、記者会見に臨んだチュニジア代表のジョルジュ・レーケンス監督は日本の勝利を「当然の結果」と語り、淡々とゲーム内容を振り返った。
前半を無失点に抑えたものの、後半残り15分を切ってから2失点を喫して敗戦。レーケンス監督は「8時間の時差があるところから来ているので、後半にその影響が出てくるだろうという予測はしていた。今回はできるだけ有能で才能あふれる選手を連れてきたつもりだ」と長距離移動の影響を敗因に挙げる。
一方で「試合には負けたが、結果に不満はなく満足している。今回チームの問題点なども明らかになった。今回新しく招集した選手が何人かいた。彼らをテストすることができたこともよかった」と収穫も強調している。
さらに日本のサッカーについて「前半は非常に動きも多く、テクニック面でも優れていたが、試合は我々がしっかりコントロールできていた。あまりチャンスを与えることなく進めることができたと思う。後半に入って交代選手が入ってきたところにクオリティの変化があった」と分析し、クオリティの高さを称賛した。
試合前のウォーミングアップでスタメン出場するはずだったキャプテンのヤッシン・シカウィが負傷して急きょメンバー変更を余儀なくされた。
この緊急事態が選手のメンタル面に影響を及ぼしたと嘆いたが、次の中国戦に向けて「今回活躍した選手も入れ替えつつ、最後の30分間持つのか試していきたい。今日と違う結果を出せるのか、監督として当然選手のパフォーマンスを見ていかなければならないので、日本戦と中国戦の違いをしっかり考察していきたい」と意欲を見せた。
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