ユベントスにアンドレア・ピルロが復帰する。2月24日のチャンピオンズリーグ（CL）・ボルシア・ドルトムント戦で負傷した同選手は、1ヶ月以上の離脱を強いられた。しかし、代表ウィーク明けのセリエA第29節エンポリ戦で復帰するとみられている。

　ピルロが負傷している間もユベントスは好調を維持していた。同選手が37分で交代したドルトムント戦もホームで2-1と勝利を収め、欠場した第2戦は敵地で3-0と歴史的な大勝を手にした。リーグ戦に目を移せば、2位ローマとの直接対決はセットプレーでの1点で引き分けに持ち込まれたものの、アウェイで終始試合を支配した。その後は3戦連続でチームの十八番ともいえる「ウノ・ゼロ（1-0）」で勝利している。

　そんなチーム状況から、現地イタリア・メディアではマッシミリアーノ・アッレグリ監督がCL・モナコ戦で同選手を起用するか注目が集まっている。CLでのスピーディーな戦いではピルロよりもMFクラウディオ・マルキージオがアンカーに適しているという見方も強い。

　イタリア紙『トゥット・スポルト』によれば、4月8日に行なわれるコッパ・イタリア準決勝フィオレンティーナ戦が判断の時となりそうだ。3月に行なわれた第1戦はホームで2-1の敗北と、ピルロ不在中で唯一ネガティブな結果となった。第2戦である8日の試合で同選手が決定的な働きを見せれば、アッレグリ監督も安心してモナコ戦で起用できることだろう。

　ピルロはフィオレンティーナのホームスタジアム・アルテミオ・フランキでは素晴らしい思い出を持っている。昨季ヨーロッパリーグでフィオレンティーナと同国対決を行ない、見事なフリーキックを沈めてチームをベスト8に導いた。背水の陣で望むコッパ・イタリア第2戦でも、チームを勝利に導くプレーをできるのだろうか。

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