なでしこリーグが28日に開幕する。5年ぶりのリーグ制覇を目指す日テレ・ベレーザの仕上がりは順調のようだ。

　今季から復帰した森栄次監督は「いい雰囲気で開幕を迎えられそう」と手応えを掴んでいる様子。

　皇后杯優勝を果たし、自信もついてきた。主将の岩清水梓も「リーグ戦が楽しみ」と話す。

　また阪口夢穂は元日に獲得したタイトルを「いい意味で忘れているというか、変な慢心はない」と話し、チームが新たな栄冠に向けて前進していることを強調した。

　この4年、優勝チームのすぐ下には常にベレーザがいた。女王の後塵を拝してきたことを誰よりも悔やんでいる岩清水は「ずっと2位が続いているのでステップアップしたい」と意気込む。

　スタートダッシュが重要になるが、開幕戦は「何が起こるかわからないというか、独特の緊張感がある」と岩清水は言う。それでも「悪い時間帯でも失点しないとか、難しい試合でも勝ち切るというのが、最終的に優勝に繋がると思うので、開幕戦はまず勝ちにこだわってやりたい」と、必勝を期した。

　女王の座奪還へ。名門のプライドをかけたシーズンが始まる。

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