モナコのCL躍進に貢献したチュニジア代表のDFアイメン・アブデヌール【写真:Getty Images】
日本代表は27日、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督体制初となる親善試合でチュニジア代表(大分)と対戦する。長年北アフリカのサッカーの取材を続けてきたマヘル・メザーヒ記者にチュニジア代表の注目選手や試合の展望を聞いた。
メザーヒ氏はチュニジア代表の注目選手に3選手の名前を挙げた。ひとりはこの日本戦で代表デビューの可能性があるハンブルガーSV(HSV)のMFモハメド・グアイダだ。「今季HSVで多くの出場機会を得ており、(チュニジア代表の)ジョルジュ・レーケンス監督が非常に楽しみにしてる選手でもある」とフランス生まれの21歳への期待を寄せている。
もうひとりの注目選手であるFCチューリッヒ所属のMFヤシン・シハウィには「アフリカ・ネイションズカップで素晴らしいパフォーマンスを見せて、FCチューリッヒでも活躍している。日本代表にとって要注意な選手だ」と語った。
最後の注目選手にはDFアイメン・アブデヌールの名前を挙げた。チャンピオンズリーグ(CL)でアーセナルを敗り、ベスト8に進出したモナコの主力として活躍するセンターバックだ。「モナコのCL躍進に大きく貢献した。DFとして優れており、近いうちにプレミアリーグでプレーする見込みもある」と称賛している。
また、同氏は日本代表の印象については「チュニジアでこの試合はどう見られるかは分からないが、北アフリカでは日本代表は規律正しく、才能溢れるチームとして高く評価されており、アジアでもトップとされている」と語った。
一方、チュニジア代表は国内での期待値があまり高くないようだ。「チュニジア代表はあまり期待されていない。新しい選手の活躍を見ること、そして悪くない結果を得るのは大事なことだ。ハリルホジッチ監督就任で日本国民が楽しみにしていることは分かっているので、チュニジアが1-0で負けても悪くはないだろう」と、やや悲観的にみているようだ。
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