無罪判決を受けたルチアーノ・モッジ【写真:Getty Images】
カルチョーポリに関する最高裁で無罪判決を受けたルチアーノ・モッジ氏はサッカー界への返り咲きを諦めてはいない。25日、イタリア紙『トゥット・スポルト』が同氏のコメントを報じている。
モッジ氏はカルチョーポリで審判との癒着によって、2006年にスポーツ裁判から5年間の活動禁止処分を受けていた。既に禁止処分期間は過ぎていた同氏だが、そのイメージの低下から現在はメディアで御意見番として活動するにとどまっている。
しかしながら、今回の無罪判決でモッジ氏は再びサッカー界への復帰を狙っているようだ。同氏は裁判を終え次のように語っている。
「私は常に面と向かって話してきた。誰を怖がることもしないからだ。これからについて? 私の戦いは進むよ。今度は欧州人権裁判所へ向かう。スポーツ界から抹消されたことを解消し、カルチョの世界に戻るためにね」
今回の無罪判決によって、モッジ氏だけでなくユベントスも民事裁判によって損害賠償の訴えを強めていくとみられている。これから、ユベントスの”大いなる逆襲”が始まるのだろうか。
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