世界王者ドイツ代表に引き分けた豪州代表【写真:Getty Images】
【ドイツ 2-2 オーストラリア 親善試合】
ドイツ代表は現地時間25日にオーストラリアとの親善試合を開催した。
2015年初陣となったドイツ代表。約1年半ぶりに代表復帰を果たしたMFイルカイ・ギュンドアン、2年ぶりに復帰したDFホルガ―・バドシュトゥーバーが先発に名を連ねた。
新キャプテンのMFバスティアン・シュバインシュタイガーはベンチスタートとなり、MFサミ・ケディラがゲームキャプテンを務めている。
24日にフランス南部で起きた飛行機墜落事故を受けて、両チームによる黙とうで試合は開始。選手入場時には哀悼の意を示すプラカードを掲げている。
最初の決定的チャンスはドイツ。5分、バドシュトゥーバーのシュートがはじかれたところにギュンドアンがミドル。惜しくもゴール右に外れたが、久々の代表復帰でその実力をアピールした。
立ち上がりはアジア王者オーストラリアも何度か攻め込んでいたが、徐々にドイツがペースを握り始める。
16分にはエジルのシュート性のボールにロイスが飛び込み、ゴールネットを揺らしたかに見えたがオフサイドの判定。それでもその直後の17分、再びロイスがケディラのパスからゴール前に飛び込みドイツが先制する。
ドイツが押し気味に進めていた試合だったが、40分。オーストラリアが得た左からのスローインを受けたバーンズがゴール前にクロス。トロイージがヘッドで決め同点とする。
このまま前半は1-1で折り返した、後半開始からドイツはバドシュトゥーバーに代えてルディを投入。
しかし、50分。オーストラリアがゴール前で得たFKをジェディナクが直接決めて逆転に成功する。
後半はなかなかチャンスが作れないドイツは63分、ケディラに代えてクラマー、ベララビに代えてシュールレを投入する。
それでも得点を奪えないドイツは、ゲッツェ、ロイスをポドルスキ、クルーゼに交代し、さらに攻撃的に出る。
ボールを保持するもののなかなオーストラリアディフェンスを崩せないドイツ。しかし82分にシュールレがヘクターとワンツーで抜け出しゴール前にグラウンダーのクロス。これをポドルスキが決めてようやく同点とする。
その後は両チーム共に得点は生まれず、2-2の引き分けで試合は終了。オーストラリアは強豪ドイツを苦しめ、逆にドイツはEURO2016予選に向けて不安を残す結果となった。
ドイツ代表はこの後29日にアウェイでEURO2016予選グルジア戦を迎える。
【得点者】
17分 1-0 ロイス(ドイツ)
40分 1-1 トロイージ(オーストラリア)
50分 1-2 ジェディナク(オーストラリア)
82分 2-2 ポドルスキ(ドイツ)
【了】
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