「(この選挙は)自分たちの戦い」
――これからの戦い方はどのような形で進めていきますか?
「私は周囲のスタッフやボランティアの皆さんに2つことを言っています。1つはこの戦いは相手どうこうではなく、自分たちの戦いだということです。相手がどれくらいの支持を固めているという話ではないと思います。
私たちとしてはこれまで政治に意識のなかった市民の方々、政治に関わることが恥ずかしかったり、おっくうだったりした市民の方々に対してどうやって訴えられるかが重要だと考えています。広島の街を『明るく元気で楽しく』と今、言っているのですが、それを実現するために自らと戦っているという意識を持っています。
2つ目はリラックスして運動しましょうといっています。『選挙は告示前に終わっている』と言いますが、それは地縁などが根深く残る地域だと思っています。この政令指定都市の広島にはそれは当てはまらないと感じています。ゆえに追い上げは十分、可能です。
もちろん想像していたより、動けていない反省点の残る箇所もありますが、それは十分挽回可能だと考えています。
しかし、手ごたえも感じています。インターネットなどの空中戦も重要だと思っていますが、私はフェイストゥフェイスで現場主義も重要だと考えています。その現場で多くの市民の方々と出会い、本当に色々なご意見を頂戴しました。その過程から、お蔭さまで私の顔や政策を少しずつ浸透できました。面白い感じの戦いになってきたと思います」
プロフィール
小谷野薫(こやのかおる)
1963年生まれ。東京大学卒業後、野村総合研究所に入社。その後、日興ソロモン・スミス・バーニー、クレディ・スイスと証券会社をわたり、北越製紙支援やデオデオ(エディオン)のM&Aなどに関与。2013年よりサンフレッチェ広島社長に就任。J1優勝などの実績をあげたほか、「こやのん」の愛称で親しまれた。2015年1月、同職を辞任し、広島市長選への出馬を表明。
【了】
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