「必要なインフラ整備や災害復旧などをしながら、財政再建をしていく」
――出馬の理由を教えてください。
「サンフレッチェの社長に2年前に就任させていただき、2連覇などたくさんの経験をさせてもらいました。その中で様々な社会貢献活動、スタジアム建設推進活動や土砂災害の義援金募金活動、ご高齢者の生涯スポーツの推進など市民の方々とつながりを多くもたせてもらいました。
その経験や活動は私の財産になり、宝物になりました。そして、同時に広島が大好きになり、ご恩返しがしたいと思うようにもなりました。
そのような状況下で広島市の現状は緊縮財政化で市民サービスの悪化と弱者切り捨てが行われ、さらに借金も増えているという負の循環に陥っています。もっとアベノミクスの恩恵を受けてもいいはずなのに街に活気が無い。それ以外にも様々な問題を抱えている中で、サポーターはもちろんですが、様々な市民方々から『暗い広島を明るい広島に変えてほしい』と多くのお声をいただきました。
その声を聞く中で自分自身も昨年末から本気で市政について考えるようになりました。そんな中で1月中旬にマスコミ報道で立候補ということが出て、「これはやるしかない」と決意を決めました。そして、2月12日にサンフレッチェの社長を退任し、15日に所信表明を行い、本格的に政治活動を始めたのがこれまでの一連の流れです」
――一番注目されるのが、公約です。どのような公約を掲げているのでしょうか?
「私は前職で、企業再建や事業提携、民営化などを行っていました。その経験も活かし、広島をどうすれば明るい未来に導けるかを考えてきました。
ポイントとしては今の広島は緊縮財政、赤字、弱者切り捨てと悪循環に陥っています。この悪循環が4年続いてしまうと本当に広島の街は危険な状況になってしまいます。これを何とか食い止めたいと思いました。
しっかりと成長投資、例えば、必要なインフラ整備や災害復旧などをしながら、財政再建をしていく。その中で景気を良くして雇用を増やす。このようなプラスの循環に変えていきたいと言う思いを強くしています。また、政治のプロセスとしてはこれまでの不透明で恣意的な、市民の声を聞かない政治を変えて行かなければなりません」