イングランド代表のロイ・ホジソン監督が24日、代表チームの練習施設でベストイレブンの描かれた書類がメディアに流出した一件を厳しく非難した。同日の英ラジオ局『トークスポーツ』が報じた。
イングランドは27日にウェンブリー・スタジアムで行われるユーロ2016予選グループE第5節のリトアニア戦を前に、代表の練習施設セントジョージズ・パークで合宿中だが、同監督が練習中に手に持っていたベストイレブンの描かれた書類を、カメラマンがズームで撮影した写真がメディアに流出したことが物議を醸した。
ホジソン監督はトッテナムで今季急成長を遂げ、現在19ゴールでプレミアリーグの得点ランキング首位タイを走るFWハリー・ケインを同試合でデビューさせると見られているが、カメラマンの行動を「スパイ行為」と称し、次のように非難した。
「あのような写真を撮るのは危険なことだ。練習中にあのようなスパイ行為をするのは危険なことであり、あの書類は監督がチームを作るために練習で使うためのものだ」
「スパイ行為を避けるために私が全ての考えを頭で覚えておけばいいと提案するのは正しい事だとは思わない。我々は頻繁に選手を変えている訳で、仮に今回のスパイ行為から憶測が生まれるのであれば、想像に任せる」
「私はただ、この書類を見た人たちが、私がケインとルーニーを先発させなかった場合に私を非難しないことを願っている。そもそも彼らは見るべきではないものを見た訳だから」
なお、スイスやスロベニアが同組のグループEでイングランドは4戦全勝で首位を走っている。
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