退場を宣告されてうつむきながら歩くジェラード【写真:Getty Images】
【リバプール 1-2 マンチェスター・ユナイテッド プレミアリーグ第30節】
プレミアリーグ第30節が現地22日に行われ、リバプールとマンチェスター・ユナイテッドが激突した。
この試合の後半開始から投入されたリバプールのスティーブン・ジェラードは、出場から約40秒でまさかの一発退場に。その後1点を返したリバプールだったが、1-2で14試合ぶりの敗戦となった。
試合後、『スカイ・スポーツ』のインタビューで自身の退場になったプレーについて語ったジェラードは、「今回のことを受け入れる必要がある。あの判定は正しかった。僕はチームメイトやサポーターに謝罪するためにここにいる。敗戦の責任はすべて自分にある」と反省しきりだった。
また「なぜあんなことが起きたのかわからない。本当にわからないんだ。おそらく最初の(アンデル・エレーラの)タックルに反応してしまったんだろう」と退場の瞬間を振り返っている。
試合中は我を忘れるほど興奮していたジェラードだが、インタビュー時は冷静ないつものキャプテンに戻っていた。「僕これ以上このことについて話すべきではない」と述べ、再度チームメイトやサポーターへ謝罪の言葉を残して取材対応を終えた。
かつてチームメイトだったジェイミー・キャラガー氏もジェラードが「感情的な選手」であることを認め、退場になったプレーは「狂気の瞬間」と表現している。
これまでエバートンとのマージ―サイド・ダービーや、ユナイテッド戦で4度退場した経験を持つジェラードだが、リバプールを心から愛するあまり、ビッグマッチに気合いが入りすぎてしまうようだ。
リバプールは来月4日にアーセナルと対戦するが、この大一番をキャプテン抜きで戦うことになる。残り8試合、CL出場権獲得に向けて気の抜けない戦いが続くが、ジェラードの不在がもたらす影響はどれほどだろうか。
マッチレポートはこちら:https://www.footballchannel.jp/2015/03/23/post78364/
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