ユベントスのマッシミリアーノ・アッレグリ監督【写真:Getty Images】
マッシミリアーノ・アッレグリ監督は現状に満足していない。今季セリエAで首位を独走し、チャンピオンズリーグでも2季ぶりのベスト8進出を果たしたユベントス。しかし、指揮官はあくまでも「我々は、まだ何も勝ち獲ってはいない」と語り、未来だけを見つめている。
セリエA第28節ジェノア戦後のインタビューで、アッレグリ監督はチームが達成すべき目標について語っている。イタリアTV局『スカイ・スポーツ』がコメントを紹介した。
「我々は素晴らしいシーズンを過ごしている。今は、この1年をよい形で締めくくることを考える時間だ。チャンピオンズリーグ準決勝に進むこと。これは大きな目標になるだろう」
ユベントスが準々決勝で対戦するモナコについては、「彼らは大きく過小評価されている」と警戒した。
「とても堅い守備をもっているチームだ。ドルトムント戦とは違った試合になるだろう。しかし、我々は同じように最大限に注意を払って挑まなければいけない。幸運にも代表ウィークによる中断がある。エネルギーを充電することができるだろう」
「準決勝に勝ち進むことができれば、我々は誰とでも戦うことができると感じるはずだ。そこに幸運も、不運も存在しない」
2002-2003シーズン以来となる準決勝進出がかかるチャンピオンズリーグだが、指揮官はもちろんスクデット(リーグ優勝)も確実なものにしたいと考えている。
「CLも重要だが、その間もリーグ戦を考えなければいけない。たしかに現時点では最高のシーズンを過ごしていることは事実だが、我々は何も勝ち獲っていないんだ」
スクデットとベスト4、そして勝ち進めるところまで…。果たしてユベントスは欧州での復活を高らかに宣言することができるのだろうか。指揮官マッシミリアーノ・アッレグリの挑戦に注目が集まっている。
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