今回のクラシコの見どころは“中盤3枚の戦い”

　最後に、いよいよ今週末に開催を控える“伝統の一戦”クラシコついて、その展望を語った。

「バルセロナの調子が良くなってきて、レアル・マドリーはちょっともたついている。毎回バルセロナが勝つと言っていますが、バルセロナに勝って欲しいという気持ちはあります。バルセロナのサッカーもかなり研究されて、ディフェンスラインの前で一人がボールを受けたら、その選手が前を向いた瞬間に裏へ走る。僕がよく言っているニアゾーン、ペナルティボックスのところを取るというのが、だいぶん研究されています。でも、研究されてもそこを破っていったのが、バルセロナ。そういうディフェンスラインの前の中盤とのスペースの攻防になる気がします」。

　また、アンチェロッティ監督が志向する超攻撃型システムに見える落とし穴を、レアルはどう補うかについて問われると、「（レアルは中盤のスペースを消す為に）前からプレッシャーを掛けるだろうし、よりコンパクトにしょうと考えると思う。でも一旦ボールを奪ったら、レアル・マドリーの攻撃は強烈だからね」と、戦局を予想した。
　
「メッシやクリスティアーノ・ロナウドが見られるのは幸せですけど、クラシコを見られるのは特別に幸せなこと。銀河系軍団はお金を使っているとか批判されるけど、とにかくすごいメンバーだからね。純粋に見たいと思わせてくれる試合です。」と、最後はサッカー少年のように笑みを浮かべながら言葉を残してくれた。

【了】

記事提供：WOWOW

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