フットボールチャンネル

香川真司 10年前

「DNAの正念場」。終わらないCL敗退の余波。夏にチーム解体も? ハノーファー戦、香川はベンチ予想

CLベスト16で敗退し、来季の出場権は絶望的なドルトムントに対して地元紙は悲観的だ。ブンデスリーガで覇権を争ってきたここ数年の主力たちは夏に移籍する可能性も高まっている。そんな中で迎えるハノーファー戦、香川真司はベンチスタートが予想されている。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

フンメルスはユナイテッドへ移籍か

20150321_kagawa_getty
香川真司【写真:Getty Images】

「ここが正念場だ」と、2015年3月20日付の独大衆紙ビルトに、監督クロップはコメントを残した。

 敗退の余韻は続いている。翌日21日と目前にブンデスリーガ第26節、ハノーファー戦が控えてはいるものの、ビルト紙は見出しを大きく「ドルトムントは皆で一緒に砕け散る」とした。

 ユベントス戦の敗北の余波は引かず、「…そして夏には散り散りに?」と、来夏のフンメルスのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍など、多くの主力の離脱によるBVBの解体の可能性、要は悲観論が紙面を覆っている。

 そんな中でクロップは「我々は中途半端な意気消沈を引きずることは全く許されない。その上で我々はハノーファーで目覚めて確認する。闘いは続く、ここが正念場だ、ということをね」とビルト紙に言葉を残した。

 19日付のルール地方の地元紙レヴィアシュポルトは、ハノーファー戦を前にして「ケルンを相手にして内容の乏しい0-0の後で、BVBは強さを再び思い出し、残留争いの渦中にあるハノーファーを破るだろう」と記している。

 今季CLでの敗退が決定後の翌日付ではあるが、2015年になってからハノーファーが1勝もしていないこともあってか、まだレヴィアシュポルト紙はどこか楽観的ではある。

 レヴィアシュポルト紙による、ハノーファー戦の先発予想は次のとおり。布陣は4-2-3-1である。

【GK】バイデンフェラー、【DF】右SBキルヒ、右CBスボティッチ、左CBフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】ボランチにケール、ギュンドアン、2列目は右からブワシュチコフスキ、ロイス、ムヒタリヤン、【FW】オーバメヤン。香川真司はベンチからのスタート予想となっている。

1 2

KANZENからのお知らせ

scroll top
error: Content is protected !!