フンメルスはユナイテッドへ移籍か
「ここが正念場だ」と、2015年3月20日付の独大衆紙ビルトに、監督クロップはコメントを残した。
敗退の余韻は続いている。翌日21日と目前にブンデスリーガ第26節、ハノーファー戦が控えてはいるものの、ビルト紙は見出しを大きく「ドルトムントは皆で一緒に砕け散る」とした。
ユベントス戦の敗北の余波は引かず、「…そして夏には散り散りに?」と、来夏のフンメルスのマンチェスター・ユナイテッドへの移籍など、多くの主力の離脱によるBVBの解体の可能性、要は悲観論が紙面を覆っている。
そんな中でクロップは「我々は中途半端な意気消沈を引きずることは全く許されない。その上で我々はハノーファーで目覚めて確認する。闘いは続く、ここが正念場だ、ということをね」とビルト紙に言葉を残した。
19日付のルール地方の地元紙レヴィアシュポルトは、ハノーファー戦を前にして「ケルンを相手にして内容の乏しい0-0の後で、BVBは強さを再び思い出し、残留争いの渦中にあるハノーファーを破るだろう」と記している。
今季CLでの敗退が決定後の翌日付ではあるが、2015年になってからハノーファーが1勝もしていないこともあってか、まだレヴィアシュポルト紙はどこか楽観的ではある。
レヴィアシュポルト紙による、ハノーファー戦の先発予想は次のとおり。布陣は4-2-3-1である。
【GK】バイデンフェラー、【DF】右SBキルヒ、右CBスボティッチ、左CBフンメルス、左SBシュメルツァー、【MF】ボランチにケール、ギュンドアン、2列目は右からブワシュチコフスキ、ロイス、ムヒタリヤン、【FW】オーバメヤン。香川真司はベンチからのスタート予想となっている。