日本代表の選出外となった遠藤保仁【写真:Getty Images】
日本サッカー協会(JFA)は19日、27日に行われるチュニジア戦(大分)と31日に行われるウズベキスタン戦(東京)に臨む日本代表メンバーを発表した。
ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、初招集となった藤春廣輝(G大阪)を含め、宇佐美貴史(G大阪)、興梠慎三(浦和レッズ)らが久しぶりの招集を受けるなど、フレッシュな顔ぶれも選ばれた。
会見ではハリルホジッチ監督が選手一人ひとりの名前を読み上げられ、最終的にはバックアップメンバー12選手を含む43名もの選手を招集。そんな中、最後まで遠藤保仁(G大阪)の名前が読み上げられることはなかった。
ハリルホジッチ監督は「みなさんにお見せしたリストの中には若い選手が多く含まれている。遠藤は非常に経験豊富で、仲間からの信頼も厚く、自らの役割を理解している。だが、今回はより若い選手を招集した」と、初のメンバー発表ながら“異例”とも言える選出外の理由を説明した。
また、「遠藤は日本のレベルを高く上げてくれたが、リストには入っていない。私はロシアW杯に向けて準備をしている」とあくまでも3年後に控えるロシアW杯のための決断だとし、「ここ数年の彼の貢献を忘れてはならない。彼のことはリスペクトしている。もう一度言うが、このリストを作ることは容易ではなかった」と日本代表最多の152キャップを誇る遠藤に敬意を表した。
しかし、完全に構想外となったわけではないようで、「非常に重要な試合では、遠藤を呼ぶことも考えている。今後どうするかは、これからまた考えていく」と遠藤招集の可能性を閉ざさなかった。
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