CLは敗退も重要な戦いは続く
ゴールを奪えないドルトムントは、63分にラモスとブワシュチコフスキを同時に投入する。既に後半開始時にシュメルツァーに代えて投入されていたキルヒが、中央へ。ラモスはオーバメヤンと2トップを組み、ブワシュチコフスキは右SBに入る。
キルヒは前寄りのポジションを取ることもあり、4-1-3-2のような形でより攻撃的に出たドルトムントだが、ブンデスリーガでも見受けられないこのやり方は、結局は付け焼き刃で終わることになる。
パンチを繰り出し続けて相手をコーナーまで追い詰めながらも、70分モラタ、そして79分テベスと、カウンター2発に沈んだ。2戦合計1-5で、ドルトムントのCL敗退が決定した。結局、香川真司には、アウェイでもホームでも出番は無かった。
試合後にクロップは「ユーベは単純に我々よりも良かっただけでなく、開始後3分でパーフェクトなスタートを切った」と振り返り、フンメルスは「今日、僕達はユベントスと同じレベルにあったとは言えない」と言葉を残している。
ユベントスを前にしてドルトムントは完敗だった。今季のCLは終わった。しかしまだリーグ戦、カップ戦は残っている。リーグ戦では王者バイエルンをホームに迎えての一戦も残している。
ユベントスには敗れはしたが、これがドルトムントの限界と言うには、まだ早い。
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