カンプ・ノウで圧倒的な強さを見せるバルサ
過去のデータでは初戦ホームのチームが1-2で終えた場合は1勝4敗と負け越している。敗れた上に2つのアウェイゴールを奪われているため、逆転には最低でも2-0の勝利が必要となるので相当に厳しい。
ウィリアムヒル社のオッズを見ても、バルサに1.4倍、ドローに4.8倍、シティに7倍という配当となった。また、次戦勝ち抜けを予想するオッズでもバルサに1.6倍、シティに8倍と大きな差がついた。
そんなシティにとって、プラス材料といえばヤヤ・トゥーレの復帰だ。1stレグでは出場停止だったが、この2ndレグでは出場が可能となる。シティにとって、トゥーレは“心臓”。1人の選手以上の価値があるため、彼の存在次第で全く別のチームとなる。
トゥーレにとって、バルサは古巣。バルサ時代にはアンカーとして起用され、現在のような攻撃の核として輝きを放てたわけではないため、バルサを相手に湧き上がる気持ちもあるはずだ。
1stレグでクリシが退場しているため出場停止となるが、ペジェグリーニ監督はそもそもコラロフを起用するプランを立てていたはず。圧倒的劣勢な状況だが、チームは万全の状態で試合に臨めそうだ。
対するバルサにも不安はない。今シーズン、カンプ・ノウで行われた公式戦19試合で17勝2敗。さらに70得点 12失点と圧倒的な強さを見せている。
今季加入したルイス・スアレスは、バルサデビュー当初こそ懐疑的な目を向けられたが、いまではチームにフィットし始めておりコンスタントに結果を残している。
さらにリオネル・メッシもリーガ3試合連続ゴールで計6得点を挙げる好調ぶり。特に年明け以降は11試合で17得点と爆発的な得点力を発揮している。
シティが敗退となればプレミア勢が全滅となるため、踏ん張って欲しいところだが現実は厳しそう。ブックメーカーで一獲千金を狙うためにはシティの勝利に賭けたいところだが、損となる可能性は限りなく高いだろう。
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