ジンクスの払拭へ
最終章はもちろん数週間前に戦ったドルトムントとの1stレグでロイスのゴールを生んだジョルジョ・キエッリーニのスリップだ。ドイツのチームは試合全体でも決して良い出来ではなかったが、ユベントスも2ndレグで勝ち抜けの可能性を高めるゴールを何とか決めようとしていた。
上記した災難の全ては、ユベントスとサポーターの自信にあざを残している。
ユベントスがチャンピオンズリーグでのツキの無さや不適正さを取り除くことはとても出来なさそうだが、ドルトムントを倒すことはクラブにとって大きな意味合いがある。ベスト8進出はチームに大きな士気を注入し、欧州や世界へクラブのブランドを広めることを助けてくれるだろう。
競争相手はより優れたチームに仕上げてくる一方で、過去数シーズンで出てきた2013年のドルトムントや2014年のアトレティコー・マドリーなどは、強い自律心と自らの力を信じることで勝ち上がってきたチームだ。
決勝トーナメントを戦い抜くためには、もちろん運も実力もそうだが、ユベントスの歴史上でも稀有な何かを含む全ての要素が必要である。
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