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ユベントス、呪われたCLの歴史。初戦勝利のドルトムント戦も重くのしかかる過去のジンクス

text by チェーザレ・ポレンギ photo by Getty Images

今季も決勝Tまでは険しい道のり

ユベントス、呪われたCLの歴史。初戦勝利のドルトムント戦も重くのしかかる過去のジンクス
オリンピアコス戦でPKを失敗したビダル【写真:Getty Images】

 しかし、チャンピオンズリーグのジンクスがどのようにユベントスに働くかを理解するため、我々は過去を振り返りすぎる必要はない。2013-14シーズンのグループリーグ敗退に終わった試合を例にする。

 ガラタサライ戦ではディディエ・ドログバに、レアル・マドリー戦ではクリスティアーノ・ロナウドに奪われた2つの重大なゴールは、どちらもユベントスのプレーヤーの誤ったバックパスから生まれた。コペンハーゲンでは枠内シュート31本だったが、試合は1-1に終わった。

 ベルナベウでのレアル・マドリー戦は、試合終了後にはマドリーのサポーターが自軍選手にブーイングをしていたように、内容は相手を上回ったがスコアは2-1で敗れた。“ビアンコネーリ”はロナウドのシミュレーションによってレッドカードを受けたジョルジョ・キエッリーニの退場で後半全体を10人で戦った。

 ユベントスはガラタサライとの最終節で残り時間が僅かだったにもかかわらず重大な失点を喫し、ジャガイモ畑に似たピッチでのプレーを強いられ、シュートを打てずにいた。

 ユベントスは今シーズンも決勝トーナメント進出まで険しい道のりを歩んだ。彼らは90分間で枠内シュート2本のアトレティコ・マドリーに1-0で敗れ、少なくとも3得点は挙げるべきだったオリンピアコス戦でも同じ結果で敗れている。

 オリンピアコスへの雪辱を狙った第5節には思いがけないことが起きた。ユベントスは1-2の劣勢から後半の2分間で3-2と信じられない逆転劇を見せた。仮に追加点を奪えれば、グループリーグ突破を決める4-2の勝利を収められる状況で、彼らは最終局面を迎えるなかPKを獲ることができた。

 しかし、キッカーを務めたアルトゥーロ・ビダルのシュートは相手GKに阻まれ、ボールはクロスバーへ。ボールがピッチに跳ね返ると、試合は3-2のまま終了した。その結果、ユベントスは最終節でアトレティコ・マドリーを90分間で0-0に抑えなければならなくなった。

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