降格から3年でアジア王者へ
クラブはACLに意気揚々と立ち向かい、今回は道半ばで終わらせないことを決心していた。そして、グループステージを首位通過し、決勝トーナメントでは5-1でセントラル・コーストを、6-1でレフウィヤを、8-1で柏レイソルを倒し、無類の実力を見せつけた。
決勝戦で戦うFCソウルを破るにはアウェイゴールが必要だったが、彼らは見事に降格の不名誉からたった3年でアジア最高のクラブになった。
ピッチ上での成功は彼らの土台となり、広州恒大は長期で安定性のあるクラブでいることの重要性を悟った。そして、ファーストチームに力を尽くした時のように、クラブはユース世代の育成プロジェクトに投資を始めた。
スペインの名門レアル・マドリーとのパートナーシップ協定は、広州恒大サッカースクールに信用性を与えるものだろう。マドリーのスタッフがスクールを運営し、40面以上のサッカーフィールドや、2500人もの生徒が存在する。施設は米国トップレベルの大学にも似た大きなレンガの建物であり、手入れの行き届いた庭や、サッカーに関するもの全てが揃っている。
広州恒大集団は国内のスクール設立だけに留まらず、昨年には2校目をマドリードに、3校目をオランダに開校した。
この投資の意図はシンプルである。2010年にクラブを買収した時やクラブエンブレムをアジア全土に広めた時と同じように、彼らがベストを目指し続けるためだ。
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