現在3位のボルシアMG。来季CLも狙う
141回と、この試合で最もボールタッチ数が多かったのはチャカだが、ボルシアMGの選手達は、それぞれがタイミング良く「1個飛ばし」のパスを選択した。清武がバイエルンより強いと感じたボルシアMGのボール回しは、チーム全体で共有されている。
43分の先制のシーンは、チャカが左サイドで、ヘアマンを「1個飛ばし」て前方のクルーゼに送ったところから始まっている。クルーゼは粘って、逆サイドのアザールへ送る。アザールはエリア内にグラウンダーのボールを入れて、ファーサイドでヘアマンが押し込んだ。
後半も同様の試合展開が続いて、結局0-2での完敗となった後で、清武はこう漏らした。
「走らされるんじゃなくて、自分たちがボールを保持して、疲れたいですね」
ボルシアMGの指揮官ファブレは次のように述べている。
「我々はテンポよく、規律の取れたインテリジェンスなプレーをした。それはボールを多く保持し、カウンターを受けるところもなかったということだ」
ボールロスト時の素早い寄せも、ハノーファーを相手に良く見受けられたところである。ボルシアMGがカウンターの脅威にさらされることはなかった。
ハノーファーを下して、ボルシアMGは3位に留まった。来季のCL出場を虎視眈々と狙っている。
【了】
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