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CLベスト16、2ndレグ。レバークーゼン、13季ぶり8強へカギを握る“内田の親友”。アトレティコはDFに不安

text by 海老沢純一 photo by Getty Images

ゴディンが出場停止。DFの要不在で暗雲

 過去のデータでは、初戦ホームのチームが1-0で終わった場合、21勝12敗で勝ち抜け率63.6%となっている。2-1が10勝10敗と5割の成績となっていることからも、いかにアウェイゴールを守るかが重要だということがわかる。

 ウィリアムヒル社のオッズでも、2ndレグ1試合のオッズではアトレティコに1.61倍、ドローに3.6倍、レバークーゼンに5.5倍とアトレティコ有利の配当となっているが、ベスト8進出チームを予想するオッズではアトレティコに2倍、レバークーゼンに1.73倍という配当だった。

 レバークーゼンがアウェイゴールを1点でも奪えば、アトレティコには3点が必要となるため、やはりレバークーゼンが有利といえるだろう。

 しかも、アトレティコはリーガでここ3戦連続のドローでバレンシアに抜かれ4位に転落。1stレグで敗れて以降、勝ちのない状態でこの一戦を迎える。

 さらに痛いのは、DFディエゴ・ゴディンの出場停止だ。昨季リーガ最少失点の原動力ともなったセンターバックであり、今季もリーガ、CLとフル回転でチームを支えてきただけに彼の不在は大きな穴となる。

 加えて、左SBのシケイラが負傷欠場の見込みであり、1stレグで2度の警告を受けて退場処分となったチアゴも出場停止。今季主力としてチームに貢献している3選手を欠けば、シメオネ監督としても戦略の幅が狭まってしまうだろう。

 一方でポジティブな要素としては、今季公式戦42試合中アウェイでは8勝6分け7敗と苦戦しているのに対して、ホームでは17勝3分け2敗と好成績を挙げている。

 特に、宿敵レアル・マドリーをリーガで4-0、コパ・デル・レイで2-0と破っていることは大きな自信につながるだろう。1stレグを含めた最近4試合で当たりの止まっているマンジュキッチとグリーズマンの強力攻撃陣が気持ちをリセットして本来の力を発揮することが求められる。

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