モナコに油断や慢心は皆無
もちろん、前回もモナコはアーセナルにとって最も苦手なチームと書いたように、やはりモナコの守備戦術がガッチリはまる可能性は今回も高い。それでも良くも悪くもムラっ気のあるアーセナルだけに、2ndレグで爆発することも否定はできない。
対するモナコは、今季公式戦ホームでは11勝7分け3敗、アウェイでは12勝3分け6敗。ほぼ同じような成績を残しており、ホームでもアウェイでも変わらぬ力を発揮していると言えるだろう。
さらに、グループステージではレバークーゼンやゼニトといった強豪を相手にホームで勝利を挙げており、スタッド・ルイ・ドゥはアーセナルにとっても難しい場所となるはず。
しかも、モナコはアウェイでの初戦を快勝し有利な立場にあると言っても、あくまで挑戦者。その意識はチーム全体に行き渡っているはずで、油断や慢心は期待できない。その点もアーセナルにとって難しさを増す要素となる。
しかし、モナコはコンドグビアに負傷欠場の可能性がある。1stレグでも先制点を決めた選手だけに彼の不在は避けたいところだろう。
ヴェンゲル監督にとって古巣を撃破し、5シーズンぶりのベスト8を果たすのか、それとも歴史は繰り返すのか。ベスト16全8試合でも注目の一戦となる。
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