解任報道も強気のインザーギ
ユベントス戦と似たタスクになるが、まずは彼のプレーを限定させること。最終ラインとアンカーの連動を絶ち、パス出しを封じることで、フィオレンティーナのビルドアップを狂わせたい。その上で、前に出ることが出来るか。
そのユベントス戦ではピルロを限定することだけにとどまっていたが、チェゼーナ戦でトップ下起用されたボナベントゥーラは守備もやりつつ点にも絡んでいた。守備を終えたのち、タイミングよく前に出られるだけの体力を残せるか、またその動きを味方にちゃんと見てもらえるかどうかが活躍の鍵となる。
フィオレンティーナにとってのネック、またミランにとっての付け入る隙は、相手が木曜日にELを戦ったということ。現にインテル、ナポリは、昨日の試合で散々だったのだが「体力面で不安はない。カンピオナートのためには勝負をかけるべき一戦」と、モンテッラ監督は気合を入れている。そのモンテッラは来季のミラン監督就任も噂されていたが、「今は(エンポリ監督の)サッリに話題の矛先が写った。良かった」などと会見で話していた。
一方のインザーギ監督は、解任も噂されたり、来シーズンの新監督の名前も報道されたりと相変わらず大変な一週間。「(報道内容は)笑わせる。私自身はベルルスコーニ会長をはじめクラブの愛情を感じているので全く心配していない。ファンがまったく事実に反する情報を目にしていることが残念だ」と強気に語った。
そんな指揮官同士の腹の探り合いは、すでに始まっている。その結果本田は、トップ下で使われるのか3トップの右になるのか。いずれにせよ、戦術的タスクに攻撃面でのプラスアルファを加えて、結果を出して欲しい。
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