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香川真司 10年前

「高騰は再びストップ」。連続ドローのドルトムントに地元紙は厳しい論調。香川にも低評価の『5』

ドルトムントの勢いは失われてしまったのだろうか。リーグ戦4連勝で一気に残留争いを抜け出したものの、ここ2試合は連続ドロー。地元紙はチーム、そして香川真司に厳しい評価を下した。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

ハンドでゴールをくすねようとしたオーバメヤン

「高騰は再びストップ」。連続ドローのドルトムントに地元紙は厳しい論調。香川にも低評価の『5』
ピエール=エメリク・オーバメヤン【写真:Getty Images】

「バットマンは“バッドマン”へと向かう」と大きく見出しを付けたのは、2015年3月15日付のルール地方の地元紙デュッセルドルフ・エクスプレスである。14日に行なわれたブンデスリーガ第25節、ドルトムントはホームでケルンを相手に0-0で引き分けた。

 デュッセルドルフ・エクスプレス紙は「年が明けて危機の外へと闘い、その上再びヨーロッパも視野に収めた。しかし今ではボルシア・ドルトムントの高騰はとりあえずは再びストップした」とする。

 同紙は前節に続いてスコアレスのドローに終わったことで、2月のリーグ戦4連勝のようなドルトムントの勢いは、ひとまず止まったと捉えているようである。

 そしてドルトムントの守備面については、「ネヴェン・スボティッチとマッツ・フンメルスはケルンのストライカー、アンソニー・ウジャーとデイファーソンを全く捕まえることが出来なかった」とする。

 攻撃面については「彼(クロップ)のスター達は爆発しない」と記して、特にオーバメヤンについては「愚かなハンド・ゴールをくすねようとし、それによってバッドマンになるところだった」としている。

 70分に、いわゆる神の手ゴールを決めたオーバメヤンのことを、2月28日のシャルケ戦ではバットマンのパフォーマンスをしたことに掛けて、バッドマンと記した。

 いずれにせよルール地方の地元紙は、攻守両面においてドルトムントに厳しい評価である。

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