「効果的な攻撃が出来ていなかった」
【ドルトムント0-0ケルン ブンデスリーガ 第25節】
前節のハンブルガーSV戦。先発出場したものの活躍出来ず、前半で交代となった香川真司。ホームにケルンを迎えた一戦でもトップ下で先発出場。汚名返上といきたいところだったが、得点に絡むことができず後半途中に交代した。
試合後、報道陣の取材に応じた香川は開口一番「苦しかったです」と語る。中を固めたケルン守備陣に上手く攻撃が作れず、苦戦を強いられた。本人もそれは自覚しており、「効果的な攻撃が出来ていなかった。もうちょっとサイドで起点を高い位置で取り、そこで辛抱強く回して行ければ良かったと思います」と反省の弁。
なかなか崩せない状況に右に流れてボールをもらうなど変化は加えた。ただ、引いた相手を崩すには至らなかった。「相手の寄せも結構早く、中も混雑していた。やはりサイド際でもうちょっとシンプルに、クロスをしたり仕掛けたりしてもう少し起点が作れれば、もっと楽になっていた」と振り返る。
リーグ戦では4連勝して2引き分け。波に乗ったかに見えたが、勝ち切れない。「引いた相手に対して崩し切れていない。そこはチームとしても上手く戦えていないところはあるのかと思います。そういう相手に対してどう崩すのかは難しい」と苦しい状況は自覚しているようだ。