PSGで大活躍をみせるマルコ・ヴェッラッティ【写真:Getty Images】
パリ・サンジェルマン(PSG)のイタリア代表MFマルコ・ヴェッラッティ(22)は間違いなくアッズーリ(イタリア代表)の未来を担う選手だろう。同選手はチャンピオンズリーグ(CL)のチェルシー戦で大活躍をみせ、欧州各国メディアから称賛を浴びている。
ヴェッラッティは2011-2012シーズンに現カリアリのズデネク・ゼーマン監督率いるペスカーラで頭角を現した。数々のイタリアのチームが獲得を狙うなか、最終的に移籍金1200万ユーロ(約15億円)を提示したPSGを選択。獲得を狙っていたクラブの中にはユベントスの名前もあった。
ユベントスのジュゼッペ・マロッタSDは「同選手の獲得に近づいていた」と、14日イタリア紙『トゥット・スポルト』に移籍の舞台裏を明かしている。それでも、同氏は後悔をしていないようだ。なぜなら、ユベントスは今最も”ホット”な選手を当時獲得することに成功したからだ。
「ヴェッラッティはPSGに行った。しかし、我々にはMFポール・ポグバが来たんだ」
また、マロッタによればヴェッラッティと同じくビッグクラブが関心を寄せるポグバだが、放出する気はないようだ。
「彼を狙うクラブは大勢いる。しかし、我々は交渉への扉を開くつもりはないよ。我々は高みを目指すために、彼のような選手に集中していく必要がある」
「たしかに彼に7000万ユーロから8000万ユーロ(約102億円)を用意しているクラブはあるがね」
ヴェッラッティとポグバ。フランスサッカー界とイタリアサッカー界の未来を担うイタリア人とフランス人。この2人の青年の活躍に目が離せない。
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