エンポリを率いるサッリ監督【写真:Getty Images】
イタリア・セリエAのミランが、来シーズンに向けて新たな指揮官を狙っている。
伊紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、ミランは今シーズン終了後に解任が噂されるフィリポ・インザーギ監督の後任候補に、エンポリを率いるマウリツィオ・サッリ監督の名前を挙げているという。
2012年からエンポリを率いるサッリ監督は昨季、セリエBでチームを2位に導き、7年ぶりの1部昇格に貢献。FWマッシモ・マッカローネと生え抜きの若手選手を中心とした組織的なサッカーで注目を集め、セリエA初挑戦ながらリーグ13位と健闘している。
ミランのアドリアーノ・ガッリアーニCEOは既にエンポリと交渉を始めているようで、熱心な研究から培った指導法をとる元銀行員の56歳指揮官を“ニュー・アリゴ・サッキ”として見ているようだ。
ミランはリーグ26試合を終えた時点で勝ち点35の10位。インザーギ監督の今季留任はひとまず決定しているが、冬の移籍市場で大量補強したにもかかわらず、チームを浮上させられない同監督の手腕をフロントは疑問視している。
尚、ミランの新指揮官には、サッリ監督の他に、フィオレンティーナを率いるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督、イタリア代表を率いるアントニオ・コンテ監督、副監督のマウロ・タソッティ氏などが候補に挙がっている。
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