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香川真司 10年前

負傷者は2名。「成果の続くコース」の維持へ陣容揃い始めたドルトムント。香川は先発なるか

ブンデスリーガ第25節、ドルトムントはホームに大迫勇也、長澤和輝が所属するケルンを迎える。後半戦、4勝2分1敗と復調の兆しを見せる中で迎えるこの一戦は、最近6戦5勝と相性の良さを発揮しているケルン戦。負傷者も減り陣容も整い始めたが、独紙は香川真司の先発予想で意見が分かれた。

text by 本田千尋 photo by Getty Images

大きなプラスとなるベンダーの復帰

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香川真司【写真:Getty Images】

「我々のサッカーを取り戻したことが、何より重要なことだ」と、ドルトムントのスポーツ・ディレクターであるミヒャエル・ツォルク氏は、2015年3月11日付のシュポルトビルト紙にコメントを残した。

 ブンデスリーガの後半戦が始まって、ドルトムントは7試合の成績を4勝2分1敗とする。14の勝ち点を掴み取った。現在10位の順位は、後半戦だけに限れば4位である。そして14日の第25節では、ホームに11位1.FCケルンを迎える。

 12日付のルール地方の地元紙レヴィアシュポルトは、負傷離脱によるケルン戦の欠場者を、ピシュチェク、グロスクロイツの2名と記した。また2月28日シャルケ戦で内転筋を痛めたサヒンについては、ケルン戦の出場は疑わしいとしている。

 いずれにせよ、万年野戦病院の様相を呈していたドルトムントは、ここに来てようやくその陣容を十分なものとしつつある。

 12日付のキッカー紙は「土曜日以来、ユルゲン・クロップはディフェンシブ・ミッドフィールドにおける重要な代替案を再び自由に使える」と記した。そしてベンダーを大きく取り上げている。

 1月9日に半月板の手術をしていたベンダーはシャルケ戦からベンチ入りし、83分から途中出場する。そして7日「土曜日」のハンブルガーSV戦で後期では初の先発出場を果たしている。

 ベンダーについてツォルク氏は「彼はボール奪取の達人だ。加えて選手として驚くほど成長した」と、キッカー紙に言葉を残している。同紙はHSV戦を引き合いに出して、相手のラフプレーに対しても暴言を吐くことのない、ベンダーの自身を律する様を評価する。

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