大きなプラスとなるベンダーの復帰
「我々のサッカーを取り戻したことが、何より重要なことだ」と、ドルトムントのスポーツ・ディレクターであるミヒャエル・ツォルク氏は、2015年3月11日付のシュポルトビルト紙にコメントを残した。
ブンデスリーガの後半戦が始まって、ドルトムントは7試合の成績を4勝2分1敗とする。14の勝ち点を掴み取った。現在10位の順位は、後半戦だけに限れば4位である。そして14日の第25節では、ホームに11位1.FCケルンを迎える。
12日付のルール地方の地元紙レヴィアシュポルトは、負傷離脱によるケルン戦の欠場者を、ピシュチェク、グロスクロイツの2名と記した。また2月28日シャルケ戦で内転筋を痛めたサヒンについては、ケルン戦の出場は疑わしいとしている。
いずれにせよ、万年野戦病院の様相を呈していたドルトムントは、ここに来てようやくその陣容を十分なものとしつつある。
12日付のキッカー紙は「土曜日以来、ユルゲン・クロップはディフェンシブ・ミッドフィールドにおける重要な代替案を再び自由に使える」と記した。そしてベンダーを大きく取り上げている。
1月9日に半月板の手術をしていたベンダーはシャルケ戦からベンチ入りし、83分から途中出場する。そして7日「土曜日」のハンブルガーSV戦で後期では初の先発出場を果たしている。
ベンダーについてツォルク氏は「彼はボール奪取の達人だ。加えて選手として驚くほど成長した」と、キッカー紙に言葉を残している。同紙はHSV戦を引き合いに出して、相手のラフプレーに対しても暴言を吐くことのない、ベンダーの自身を律する様を評価する。