PSVのFWデパイ【写真:Getty Images】
イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドが、夏の移籍市場でPSVに所属するオランダ代表のFWメンフィス・デパイを獲得することが濃厚なようだ。
デパイは、2006年にPSVの下部組織に移籍すると、2011年にトップチームデビュー。2014年のブラジルW杯ではオーストラリとチリ戦でゴールを決め、同国のグループリーグ首位通過に貢献した。今季のリーグ戦では22試合で得点ランク1位の16得点を挙げており、首位を独走するチームの原動力として活躍している。
英紙『メトロ』によれば、ユナイテッドを率いるルイ・ファン・ハール監督がデパイの獲得を熱望しており、移籍金1970万ポンド(約36億円)をすでに用意して交渉に臨んでいるという。
デパイは8月にPSVと2018年まで契約を延長したばかりだが、クラブは夏の移籍をすでに認めており、中でも代表チームで同僚だったファン・ハール監督との仕事を望んでいる。
英紙『マンチェスター・エブニング』で現地ジャーナリストのフーゴ・ブロスト氏は「彼はファン・ハール監督のことを父親にように慕っており、相思相愛の関係を築いている。これは彼にとって同監督の野望を果たすための移籍であり、ユナイテッドは理想的なシチュエーションと言える」と両者の強い絆を明らかにした。
また、PSVのフィリップ・コクー監督は「(アリエン・)ロッベンと同じくらい素晴らしい選手だと思う。タイプは異なるが、二人とも快速でシュート精度が高い。だが、メンフィスはまだ21歳で、結果を出し始めたのはここ数年だけだ」と発展途上ながらも同選手の潜在能力の高さを認めた。
尚、デパイにはユナイテッドの他にもトッテナムやユベントスが興味を示している。
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