日本は世界に通用するか?
――日本サッカーの印象、課題、具体的にどんなサッカーをすれば世界のトップ戦えるか?
この2週間いろんなビデオを見てきた。ブラジルW杯、アジア杯も全試合見た。しっかり見て分析した。クオリティがある。結果は全てが良かったわけではないが、彼らはクオリティを見せていた。
そうとは言っても少し自信を失っているかもしれない。いくつかの点でこれらを向上させることができる。簡単なものもあるし、難しいものもあるが、いくつかの点で向上させることができる。先ほども言った通り、少し時間が欲しい。そうすることによって、より良い結果をみなさんにお見せできると思う。
私は人物的にかなり要求が高い人間だ。そして負けるのが大嫌いだ。私がこれまで仕事してきたところで負けたときには少し病気になってしまったこともある。
私がまず口にする一言目は“勝利”だ。例えば、世界で一番強いチームとこれから試合をするというときでも、勝つトライをする。一番問題なのはトライをしないで負けてしまうことは最悪だ。私がここに来ている意味は勝利に対する気持ちを植えつけること。
これから3月に2試合あるが、これは絶対に勝利しないといけないと思っている。私はネガティブなことを言うのが嫌いなので、本当に彼らを復活させたいと思っている。
夏にかなり大事なこと(W杯予選)があるので、まず27日と31日の試合では、W杯に出場するに向けての最高の試合にしたいと思っている。
――メンバー選考の基準だが、これまで代表選手がベースとなるのか、まったく一から選ぶことになるのか?
まずみなさんにお伝えしないといけないのは、まだそれほど深く代表のことを知っているというわけではないことだ。霜田技術委員長と短い時間ながらディスカッションをしていろいろなことを話した。
もちろん、私は現段階の力をさらに引き出さないといけないことは分かっている。すでに私はこういったデリケートなシチュエーションで仕事をする経験がある。
できるだけ早く彼らに自信を与え、勝利に対する意欲を与えるということをやらなければならない。まず最初にみなさんと会って話さなければいけないし、ビデオもたくさん準備しなければならない。攻撃面に関してもオフェンス面に関しても分析したいと思っている。これに関して大きなアイデアも持ってきた。私の要求に対して選手がモチベーション高くやってくれることを望んでいる。
まず何よりもどうやってプレーするかを受け入れてもらわなければならない。日本代表というのは本当に規律正しく、何か大きなことを成し遂げる準備ができていると思う。それについては楽観的に見ている。