エリク・モンバエルツ監督【写真:Getty Images】
横浜F・マリノスは13日、明治安田生命J1リーグ第2節・FC東京戦に向けて前日練習を行った。
前節、横浜FMは3失点を喫し敗れた。昨季見せた高い位置でボールを奪うという戦いは影を潜め、全体的にチグハグな印象のまま試合を終えた。
今節に向けて、チームは2つのポイントに時間を割いた。
1つ目は守備面。エリク・モンバエルツ監督は「川崎戦では3ラインがコンパクトに守備をすることができていなかった。今日も含めて、1週間をかけて重点的にトレーニングしてきた」と話す。
しかし、指揮官には戦術以前に気になることがあったようだ。
「一対一の局面で勝てなければ、いくら戦術を整えても試合に勝つことはできない。アグレッシブさが足りなくてボールを奪えない場面があった」と、ボールへの執着心を強くすることを選手に求めた。
新監督の就任で、戦術にも変化が生まれるだろう。まだ熟成には時間を要すると思われるが、だからこそ、選手個人が戦う姿勢を示さなければならない。
そして2つ目のポイントが、FWアデミウソンのチームへの融合だ。注目のアタッカーについてモンバエルツ監督は、スピードやパスのクオリティを評価している。多くのチャンスに絡めるよう「相手ゴール前30mで自分を表現できるように調整してるところ」だという。
まだ合流したばかりとあって「90分はプレーしないだろう」と指揮官は話す。しかし「スタートか途中からか、どこかで試合に入ることは間違いない」と、今節での起用を明言した。
ステージ優勝に向けて、2連敗は許されない。横浜FMにとってFC東京戦は、今季最初の大一番となる。
【了】
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