日本人選手は正直過ぎ、駆け引きの部分で改善の余地がある
――正式に契約書にサインする前に、日本の環境を確認するために来日したと聞きました。その時の印象を教えてください。
「日本の人々は礼節を重んじていて謙虚だと感じました。それに皆が助け合っていて、リスペクトし合っている。それが平和を生み出している、というのが私の第一印象ですね。日本のほかに、こんなに平和で穏やかな国は知りません」
――ディエゴがセレッソ大阪に加入して約半年が経過しました。ディエゴはJリーグのことをどう見ているのでしょうか?
「スピードがあって、技術も非常に高いと言っています。ですが、日本人選手は正直で、純粋すぎる面があるとも言っていますね。駆け引きの部分で改善の余地があるという意見を持っているようです」
――パブロさんがJリーグを見た印象を教えてください。
「弟の意見に付け加えるとすれば、『戦う意識』がもう少し芽生えれば良いと思います。そうすれば、世界的に注目されるリーグになると思います。20年ちょっとでここまで成長したリーグは世界でも類を見ないですよ」
――今後ディエゴに期待することを教えてください。
「兄として思うのは、常に手を抜かず全力で、真摯なサッカーを見せ、若い選手にとっての見本であり続けて欲しいということですね」