サッカー界からのメッセージを振り返る
3月11日は日本国民にとって、決して忘れられない日だ。
4年前のこの日、14時46分に東北地方の三陸沖で発生したマグニチュード9.0の大地震は巨大な津波を引き起こし、多くの人々が犠牲となった。
徐々に復興が進んでいるとはいえ、被災者の心には大きな傷跡が残っている。東日本大震災では私たちに命の尊さ、自然の恐ろしさとともに、人々が助け合うことの大切さを改めて学んだ。
そして、サッカー界からも多くの救いの手が日本に差し伸べられた。名だたるビッグクラブからスター選手まで、数々のメッセージが被災地に向けて送られた。今一度、当時の写真やSNSとともに彼らのメッセージを振り返る――。
レアル・マドリーをはじめ、世界中のクラブが試合前に黙祷を捧げ、哀悼の意を表した。
レアル・マドリーは試合前に黙祷を捧げた【写真:Getty Images】
震災発生から5日後に開催されたチャンピオンズリーグ(CL)のマドリー対リヨン、ヨーロッパリーグ(EL)のリバプール対ブラガでは、試合前に日本語でバナーが掲げられた。
CL、レアル・マドリーvsリヨンの試合前に掲げられたメッセージ【写真:Getty Images】
EL、リバプールvsブラガの試合前に掲げられたメッセージ【写真:Getty Images】
ブンデスリーガでは、バイエルンが試合前に「FCバイエルンは、日本で起きた震災の被害者のことを忘れない」というメッセージを大型スクリーンに表示した。
バイエルンはスクリーンにメッセージを表示した【写真:Getty Images】