エースの代役はリーグ戦先発なしの23歳か
対するポルトは、勝ち抜け率では60％、オッズでも有利を予想する配当となっているが、大きな不安を残している。主将でエースのコロンビア代表FWジャクソン・マルティネスの負傷欠場の可能性だ。
3月6日のポルトガル・プリメイラ・リーガ第24節ブラガ戦で65分にヴァンサン・アブバカルと交代。そけい部を痛めたため、しばらく戦列を離れるという。今季、プリメイラ・リーガで24試合17得点、CLで6試合5得点と抜群の得点力でチームを牽引している大黒柱だけに不在の影響は大きい。
日本もブラジルW杯で彼の恐ろしさを目の当たりにしているだけに、その存在感は十分に理解できる。
23歳のアブバカルは、昨季フランスのロリアンで16得点を挙げ、カメルーン代表で主力を張るFWだけに全く期待ができないというわけではない。それでも、ポルトに加入した今季はマルティネスの壁に阻まれて、リーグ戦8試合（先発0）1得点と苦しんでいるだけに、多くを求めるのは酷だ。
クリスティアン・テージョとヤシン・ブラヒミの両ウイングがサイドをどこまで押し込めるかがカギとなるだろう。
バーゼル対ポルトは、ベスト16の8試合でも地味なカードだが、見応えは十分。熱い展開となるであろうこの一戦は、サッカー談義の格好の題材となりそうだ。
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