試合前日記者会見に出席したカルロ・アンチェロッティ監督【写真:Getty Images】
レアル・マドリーのカルロ・アンチェロッティ監督は9日、シャルケと対戦するチャンピオンズリーグ(CL)ベスト16の2ndレグの前日記者会見に出席した。
現地ではFWクリスティアーノ・ロナウド、ガレス・ベイル、カリム・ベンゼマで構成される3トップの一人をスタメンから外すべきだという声が上がっている。しかし、アンチェロッティ監督は「彼等は多くの貢献をしてくれている。万全な状態の時、スタメンから外すことは不可能だ。彼等を信頼している」と、3人への信頼を示した。
そして「パフォーマンスは落ちているが3人だけではない。チーム全体がFWの手助けになっていない」と、不調の原因はFWだけではないと擁護。
選手の配置の変更について聞かれると「今のシステムでのプレーが一番良いし、結果を出す方法だから我々のアイデンティティーは変えない」と、4-3-3システムの信頼も曲げなかった。
チームの低調の原因については「ボールタッチが多過ぎてプレーのテンポが遅い。パスを出した時にマークを外すタイミングが合っていない」と、説明した。
自身の責任について問われた際には「チームの状態が良くない時は、100%監督の責任である。同時に勝った時、監督の功績はゼロだ」と、皮肉を述べた。
また、試合出場数が多いと言われるMFトニ・クロースのコンディションが落ちていると考えられているが「事実ではない。ここ2ヶ月間はそんなにプレーしていない。疲労の問題ではない」と、見解を示した。
3ヶ月ぶりに招集リスト入りしたMFルカ・モドリッチについて、スタメンの可能性は否定したが「後半に30分与える」と、復帰を保証している。
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