ミラン、パレルモについて語るジェンナーロ・ガットゥーゾ【写真:Getty Images】
かつてミランに所属したジェンナーロ・ガットゥーゾ氏が2つの古巣クラブについて語っている。9日、イタリア紙『ガゼッタ・デッロ・スポルト』がコメントを紹介した。
未だかつてない不調に陥っているミラン。先日にはエラス・ヴェローナと引き分けたことでフィリッポ・インザーギ監督が解任寸前の事態となった。
噂によれば、シルビオ・ベルルスコーニ名誉会長は同指揮官の解任を望んだものの、強化担当のアドリアーノ・ガッリアーニ氏が留任を説得したといわれている。ガットゥーゾ氏は、この2人の経営陣どちらがミランをより理解しているかという質問に、「ガッリアーニだと思う」と語っている。
また、同氏はミランだけでなく監督を務めたパレルモについても語っている。同クラブの会長であるマウリツィオ・ザンパリーニ氏は監督をすぐさま解任することで有名だ。同会長についてガットゥーゾ氏は次のように語っている。
「とても賢明な人物だよ。彼は話すときに自分を抑制することはない。特にサッカーを語る時はね…。ザンパリーニは月曜日から金曜日は完璧な人間なんだ。しかし、週末はモンスターになる」
パレルモは今季ジュゼッペ・イアキーニ監督のもと、新星FWパウロ・ディバラとMFフランコ・バスケスとともにセリエAを席巻している。一方、パレルモとは対照的に暗黒期といっても過言ではない危機に直面しているミラン。果たしてガットゥーゾ氏の古巣2クラブはどのようにシーズンを締めくくるのだろうか。
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