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2015年の君たちは――。東京ヴェルディユース、花の92年組を追って:第14回 それぞれの道へ

牧野は岐阜SECONDへ。仕事との両立にも意欲

2015年の君たちは――。東京ヴェルディユース、花の92年組を追って:第14回 それぞれの道へ
牧野修造【写真:海江田哲朗】

 牧野修造(中京大4年)は、東海社会人サッカーリーグ1部のFC岐阜SECONDに所属することが決まった。

 昨年の12月に町田とFC琉球のセレクションを受け、結果はともに不合格。年明けから福島ユナイテッドFCのキャンプに参加したが、獲得の意向は伝えられなかった。「サッカーを続ける場所をどうにかして見つけなければいけない。焦っています」と話していた。

 2月に入り、牧野は中京大の先輩のつてをたどり、JFLの某クラブの練習に参加した。

「ほぼそこに決まりかけていたんです。プロ契約ではなく、ほかに仕事をしながらサッカーを続けることになるけど、いまの自分の価値に見合うクラブがここしかないんだと納得していました。僕を受け入れてくれたことにも感謝していました」

 一方で、はたしてこの環境でプレーし、成長していけるのかという点には釈然としない思いがあった。そこへ、知り合いの指導者を通じ、岐阜SECONDからの誘いがあった。

 提示された条件に大差はなかった。岐阜SECONDも仕事とサッカーとの両立が求められる。寮が用意されないのも同じだ。しかし、ひとつだけ大きな違いがあった。

「実力が認められれば、J2の岐阜に引き上げられる可能性があるんです。昨年も数名の選手がそうして上がっていると聞いて」

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