富山加入の南部、攻撃的MFからSBへ
2月17日、南部健造(中京大4年)のJ3のカターレ富山への加入が決まった。従来はMF、それも攻撃的な役割を得意とする選手だが、DF登録となった。今季から指揮を執る岸野靖之監督はこう語る。
「チーム編成上の空きが右サイドバックしかなかったんですわ。彼の能力なら充分やれると判断して来てもらいました。運動量があり、サッカーというスポーツを理解しているのが長所。フィニッシュにつながるクオリティの部分はまだ足りない。何より、ピッチで力を出し切れるところがいいね。期待していますよ」
不慣れなポジションではあるが、南部はこれを糧としてポジティブに捉えている。
「サイドバックはほぼ初めてに近いですけど、そのぶん新たな発見がある。身体の向きやポジショニングなど、毎日学ぶことばかりです。先々を考えれば、きっと役立つと思います。いまの僕にとっては、与えられた仕事をしっかりやるのが大事。異存は少しもありません」
富山湾の近くに練習場があり、寝起きする寮はすぐそばにある。とことんサッカーに集中するにはいい環境だ。
「びっくりするほど周りに何もなくて(笑)。サッカー漬けは望むところです。今後、選手として成功できるかは、すべてここからの自分次第。チームに貢献し、実績を積み重ねていきたい。やるからには最初からバリバリ試合に出るつもりです」
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