かつてFC東京とセレッソ大阪でも指揮を執っていたランコ・ポポヴィッチ監督【写真:Getty Images】
かつてFC東京やC大阪で指揮を執り、現在はスペイン2部のサラゴサで監督を務めるランコ・ポポヴィッチが、相手チームの関係者を殴ったとして退場処分を受けている。8日付のスペイン紙『ヘラルド』が報じている。
事件が起こったのは、アウェイで行われたマジョルカ戦。前半が終了し、ロッカールームに戻る途中で、ポポヴィッチ監督はマジョルカのクラブスタッフであるアントニオ・ツゴレス氏の局部を殴り、退席処分となった。
主審はその瞬間を見ていなかったが、これを見ていた副審が主審に伝え、退席処分を命じたものと思われる。
しかし、試合後の記者会見で、ポポヴィッチ監督は暴力行為を完全否定。「審判と普通に話していた。私の選手達が(プレッシャーをかけるために)彼に近づくことが嫌だったと言ってきたから、私は選手たちを落ち着かせようとした。その時、前半にこっちを挑発していた相手スタッフが私の手を掴んできたから、私は手を振り払った。そうしたら、アシスタントレフェリーが退席するように言ってきたんだ」と語り、殴った事実はないとしている。
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