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香川真司 10年前

連勝ストップ。香川が語る出し手と受け手の葛藤「自分を出していかないといけないのかな」

text by 編集部 photo by Getty Images

「周りを活かしてあげたいけど、自分も受け手になりたい」

――チーム全体の雰囲気も今週は楽観的な感じがあった?

「どうなんですかね…。そればっかりは結果論ですから。それで上手く行くときは上手く行きますし、それが上手くいかなかったっていうことは、やっぱりもう一回気を引き締めて、やっていかなきゃいけないと思います」

――自分自身の調子は?

「全然問題ないです。怪我も全くないですし、体調も良いので。ただやっぱり今日は集中出来ていなかったな、と。試合に入り切れなかったんじゃないかなと思いますけど」

――去年の秋ぐらいに、少し周りの選手とプレー面で信頼関係が築けていないと言っていたが、今その辺り信頼というのは?

「結果を残していかないとボールは入ってこないと思います。まあ、お互い分かり合えている部分はありますけど、やっぱり点を取るか取らないかではイメージが違いますし。明らかにそこの数字は足りていないので。

 そこは一歩、自分自身の踏ん張りどころというか、やるのは自分自身ですから。結果を残すために。残せればね、やっぱり勢いであったり、自信も付きますけど、そこの差は大分大きいとは思います」

――自分の中で?

「そうです」

――ただ、こう周りの連動を見ていると、ロイス選手やオーバメヤン選手はまず香川選手にパスを出したりとか、そういう意味では向上しているのでは?

「スピードのある選手ですから、活かしてあげたいですけど、自分も活かされる側としてもっと、受け手になりたいですし。そのためにはちょっと、自分を出していかないといけないのかなあとは思います」

【了】

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