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Jリーグ 10年前

武藤、工藤、ウイルソン、豊田…それぞれのエースたちが躍動。J1開幕戦を振り返る

text by 編集部 photo by Getty Images

神奈川ダービーは川崎Fに軍配。浦和は公式戦初勝利

武藤、工藤、ウイルソン、豊田…各チームのエースが躍動。J1開幕戦を振り返る
浦和はゼロックス杯とACLでの連敗を払しょくする今季公式戦初勝利【写真:Getty Images】

 横浜F・マリノス対川崎フロンターレの「神奈川ダービー」は試合開始直後、新加入エウシーニョのゴールでアウェイの川崎Fが先制する。

 その後一度は追いついた横浜FMだが、どこか噛み合わないチーム状況を反映するかのように昨季J1最少失点の守備が崩壊。川崎Fの二枚看板、小林悠と大久保嘉人に揃ってゴールを奪われ、1-3で敗れた。

 ヴィッセル神戸のネルシーニョ監督にとって古巣との対戦となった柏レイソル戦。神戸は前半シュート0本に抑えられてしまい、小川慶治朗と高橋祥平の投入で攻勢に出た後半、逆に柏の工藤壮人にゴールを許して苦境に立たされる。

 先制した後も神戸の攻撃を防ぎきった柏は、かつての指揮官率いるチームに地力の差を見せつけて完封勝利。ACL3試合も含め、公式戦4試合負けなしとなった。

 唯一19時キックオフで行われた湘南ベルマーレ対浦和レッズは波乱の展開。ホームの湘南は試合開始から持ち味の鋭いカウンターで惜しいチャンスをいくつも作り、36分にPKを獲得。それを遠藤航が決めて強豪相手に先制した。

 しかし、先制の5分後、セットプレーから興梠慎三がGKの飛び出しを制して同点ゴールを奪う。後半に入ると浦和が試合の主導権を取り戻し、75分に宇賀神友弥が抑えのきいたミドルシュートで逆転ゴールを挙げると、直後の77分に那須が頭で執念の追加点。

 最終的に内容でも上回った浦和が昇格組の湘南を破って、今季公式戦初勝利を手にした。興梠が先制ゴール時の接触で負傷し途中交代を強いられたことだけが心配される。

 J1開幕戦の残り1試合、清水エスパルス対鹿島アントラーズは、清水のホームIAIスタジアム日本平で8日13時キックオフ予定となっている。

 各試合の結果と観客動員数は以下の通り。

仙台 2-0 山形(ユアスタ) 19,375人
名古屋 3-3 松本(豊スタ) 33,558人
G大阪 2-2 FC東京(万博) 18,332人
広島 2-0 甲府(Eスタ) 14,671人
鳥栖 2-1 新潟(ベアスタ) 11,580人
横浜FM 1-3 川崎F(日産ス) 38,123人
神戸 0-1 柏(ノエスタ) 24,027人
湘南 1-3 浦和(BMW) 14,446人

【了】

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