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Jリーグ 10年前

武藤、工藤、ウイルソン、豊田…それぞれのエースたちが躍動。J1開幕戦を振り返る

text by 編集部 photo by Getty Images

FC東京の武藤嘉紀はチームを救う2得点

 昨季の王者ガンバ大阪はホームにFC東京を迎える。前半終了間際にパトリック、後半開始直後に宇佐美貴史のゴールで2点を先行し、勝ちのムード漂うG大阪だったが、試合はまだ終わらない。

 FC東京は76分に武藤嘉紀が1点を返すと、後半アディショナルタイムに再び武藤がスーパーゴールを叩き込み、土壇場で追いつかれた。ACLで2連敗を喫していたG大阪はまたしても勝てず、2-2のドローとなった。

 サンフレッチェ広島は10分に佐藤寿人のビューティフルゴールで先制すると、後半終了間際に途中出場のドウグラスが追加点を決めてヴァンフォーレ甲府相手に盤石の2-0。

 佐藤のゴールはJリーグの今季初得点となった。これでJ1通算146得点とした佐藤は、歴代2位のマルキーニョス(神戸)まで3ゴール、歴代1位の中山雅史氏に11ゴールと迫っている。今季中のJ1歴代最多得点記録更新もありそうだ。

 アルビレックス新潟はFWラファエル・シルバが最初のチャンスを決めて先制したが、その後はサガン鳥栖に封じ込められ、アウェイで悔しい敗戦となった。

 鳥栖は27分にエース豊田陽平がPKを決めて同点に追いつき、後半開始直後の50分に池田圭のゴールで逆転。守っては相変わらずの堅さで新潟に先制点以外にほとんどチャンスを作らせず、ホーム開幕戦を2-1で飾っている。

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