J1初挑戦の松本は名古屋をあと一歩のところまで追い詰める
待ちに待ったJリーグの2015年が開幕した。7日は清水エスパルス対鹿島アントラーズを除く8試合が各地で行われ、いずれも白熱した戦いが繰り広げられた。
ベガルタ仙台とモンテディオ山形による「みちのくダービー」は終盤まで互角の展開だったが、交代出場のウィルソンが違いを見せつけた。
78分にハモン・ロペスとの交代でピッチに立つと、81分に梁勇基のクロスに合わせて先制ゴール。90分にはカウンターからGKをかわしてダメ押し点を挙げている。
山形も粘りを見せたが、J1復帰初戦は0-2で敗れた。なお、この試合で退場した仙台の野沢拓也は今季J初の退場者となっている。
名古屋グランパス対松本山雅は激しい点の取り合い。J1初昇格の松本のFWオビナが32分にセットプレーのワンチャンスを生かして先制点を挙げると、直後の33分に長期離脱から復活を遂げた名古屋のFW小屋松知哉が同点弾。
後半に入ると、63分に池元友樹、76分に喜山康平と松本が立て続けにゴールを奪って勝ち越しに成功する。しかし、名古屋も意地を見せ78分に田中マルクス闘莉王、80分にノヴァコヴィッチがゴールを挙げて再び同点に追いつく。
後半アディショナルタイムにはPKのチャンスを手にした名古屋だが、これを決め切れずドロー決着。J1初挑戦の松本はアウェイで勝ち点1を獲得した。
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