ダニエレ・デ・ロッシのローマ退団は近い?【写真:Getty Images】
ユース時代からローマ一筋を貫き通してきたダニエレ・デ・ロッシがイタリアを離れることになるかもしれない。
『スポーツメディアセット』など複数のイタリアメディアが報じたところによれば、デ・ロッシにはMLS移籍の可能性があるという。
2016年夏までとなっている現行契約の延長交渉が全く進んでいない同選手は、契約満了とともにローマを退団し、元スペイン代表FWダビド・ビジャがプレーするニューヨーク・シティFCへ加わるのではと見られている。
『ガゼッタ・デッロ・スポルト』によれば、デ・ロッシはローマから年俸650万ユーロ(約8億5000万円)を受け取っており、これが契約延長の最大の障害となっている。
実際に今季は精彩を欠く場面が多く、重要な試合でベンチスタートになったり、途中交代を告げられたりと高給に見合った活躍を披露できているとは言いがたい。
特に2日のユベントス戦では、1点ビハインドで、かつ退場者を出して数的不利という展開で、フランチェスコ・トッティらとともに交代を指示された。
この扱いにデ・ロッシがクラブからの信頼を感じられず、移籍が加速するのではないかと伊メディアは見ている。
今年7月には32歳を迎え、ベテランの域に入ったデ・ロッシだが、欧州で“終わった”
選手としてアメリカへ新天地を求めるのか、はたまた奮起して復活を遂げるのか。その去就にしばらく注目が集まりそうだ。
【了】